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18.2. ファイルの場所

すでに説明した postgresql.conf ファイルに加え、 PostgreSQL は、( 第19章 で使用法が説明されている)クライアント認証の管理を行うために、他の2つの手作業で編集される設定ファイルを使用します。 全ての3つの設定ファイルは、デフォルトではデータベースクラスタのdataディレクトリに格納されます。 本節で説明するパラメータにより、設定ファイルを何処にでも置くことが可能です。 (そのようにすると管理がしやすくなります。 具体的には、設定ファイルを分けて保存することで、設定ファイルの適切なバックアップを確実に行うことが容易になります。)

data_directory ( string )

データ格納に使用するディレクトリを指定します。 このパラメータはサーバ起動時のみ設定可能です

config_file ( string )

メインサーバ設定ファイルを指定します(通例 postgresql.conf と呼ばれます)。 このパラメータは postgres コマンドライン上でのみ設定可能です。

hba_file ( string )

ホストベース認証(HBA)用のファイルを指定します(通例 pg_hba.conf と呼ばれます)。 このパラメータはサーバ起動時のみ設定可能です。

ident_file ( string )

項19.2 ユーザ名マッピングの設定ファイルを指定します(通例 pg_ident.conf と呼ばれます)。このパラメータはサーバ起動時のみ設定可能です。

external_pid_file ( string )

サーバ管理プログラムの使用のためにサーバが作成しなくてはならない、追加のプロセス識別子(PID)ファイルの名前を指定します。 このパラメータはサーバ起動時のみ設定可能です。

デフォルトのインストールでは、上記のいかなるパラメータも明示的に設定されません。 その代わり、data ディレクトリは -D コマンドラインオプション、または PGDATA 環境変数で指定され、設定ファイル全てはその data ディレクトリ内に格納されます。

dataディレクトリ以外の場所に設定ファイルを格納したいのであれば、 postgres -D コマンドラインオプション、または PGDATA 環境変数で設定ファイルの場所を指し示し、そしてdataディレクトリが実際どこに存在するのかを示すため、 postgresql.conf の(もしくはコマンドライン上で) data_directory パラメータを設定しなければなりません。 data_directory は、設定ファイルの場所ではなく、data ディレクトリの位置に関して、 -D および PGDATA を上書きすることに注意してください。

必要に応じて、パラメータ config_file hba_file 、そして/もしくは ident_file を使用し、設定ファイルの名前と場所を個別に指定することができます。 config_file postgres コマンドラインによってのみ指定されますが、その他は主設定ファイル内で設定できます。 全ての3つのパラメータと data_directory が明示的に設定されていれば、 -D または PGDATA を指定する必要はありません。

これらのパラメータのいずれかを設定する場合、相対パスは、 postgres が起動されるディレクトリから見た相対パスとして解釈されます。


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